物の価格 (Price of Commodity)

昔中学生の頃、ちょっとした贅沢といえば100円で10個食べれた、たこ焼き屋にいくことでした。(タコなしだけど)安くてうまい食べ物って、高くて美味しい高級料理よりも価値がある様に思うのは不思議なものですね。

物の価格はどのように決まるのか?これは需要と供給のバランスで決まるのですが、これを学問的に整理されたのが下の図です。

需要が伸びる要因としては、家計が増えて消費量が増える、投資により利子を増やす、政府がインフラ投資など行う、外国への輸出が増える、などがあります。特に日本は国内需要は少子高齢化で低下していくので、投資や海外需要を伸ばす必要があります。

一方、供給の方が増える要因としては、労働力の増加、資本の増加、天然資源の増加、技術革新、期待する物価水準の向上などが挙げられます。これも日本の場合、労働力は減少傾向だし、天然資源の少ない国なので、注力できるとすると技術の革新によるブレークスルーが求められていると思います。

特にエネルギー分野の技術革新は、日本の持続的な経済の発展のためには非常に重要なテーマであり、もっと技術者を育成し競争力を高めていかないといけない分野だと思います。エネルギーコストがどんどん安くなり、蓄電技術や再生可能エネルギーの利用技術が高まっていくと、電気代という概念がなくなり、いろんな物やサービスの価格にエネルギー代が含まれる時代になるという未来像もあります。

未来のたこ焼きの価格はいくらになっているんでしょうね?


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