SCDGs (Sustainable Competency Development Goals)

最近は新聞でもテレビでもSDGsという言葉がよく聞くようになりました。2030年に達成する目的のため、ちょうど10年を切った頃なのでいよいよ本格的に動き出したということでしょう。このように社会を動かす大きな目標が、実際に市民レベルにまで浸透しつつあるというのはすごいことだと思います。

チームが一丸となって目標に向かわせることはビジネスの世界でも重要なテーマですが、本当に難しいことです。私はSDGsが受け入れられている理由は以下の要素が大きいと思います。

  1. この取り組みが社会に役に立つと思えること(有益性)
  2. この取り組みが実行できると思えること(実行可能性)
  3. 取り組んだ結果が検証できること(検証可能性)
さて、この取り組みとは別の次元の話ですが、私が所属する会社では自分たちのキャリアステップを考えるときの指針になるものがあります。自分のスキルとして身につけていく能力をコンピテンシーと呼び、それに対してどのような行動をしていけば良いかという行動指針があります。
これを見たときに「SDGsと似ているな。」と思ったので少し考えを共有します。
(これは会社で定義しているものを参考に、私が意訳したものなので会社の正式な見解ではなありません)

コンピテンシーは、仕事をする際に必要とされるスキルを8つのカテゴリに分けています。それぞれのカテゴリには5つ程度の行動指針があり、それらを意識して活動することで自分自身のスキルアップができ、会社の目的を達成することができるというものです。
これは毎年の目標設定や評価にも使われていますし、ポジションを上げる際の評価基準としても使われています。

このコンピテンシーの設定は企業独自の哲学が反映された、人材に対する考え方を示すものなので、あらゆる人が納得する統一見解を作るのは難しいと思います。でも企業間で標準的な「持続可能な能力開発目標」(Sustainable Competency Development Goals)を作ることで、会社毎に定量化したら面白いのではないでしょうか?
それを見て「この会社いいな、転職しよう。」などと考えられるようになるかもしれません。

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