サバイバルスキル (Survival Skills)
ちょっとした息抜きに本屋さんにいって、こんな本を読んでみました。
「2025年を制覇する破壊的企業」(SB新書)
たった4年後の未来を予想しているのですが、妙にリアリティがあって、それと同時にビジネスの世界の地殻変動の凄まじさを感じました。筆者はまた、その時代を生き残るための必要なスキルを5つあげていて、私も納得感があったので引用したいと思います。
それは、「英語」「ファイナンス」「データサイエンス」「プログラミング」「ビジネスモデルを読める」の5つです。この本に出てくる破壊的イノベーター(創業者)は見事なまでにエンジニアとしてもビジネスマンとしても一流です。しかもコミュニケーションスキルに長けていて、世界を魅了するカリスマ性があります。
この本に出てくる11社は全てアメリカ企業です。このような企業を生み出す教育環境やビジネス環境をやはりアメリカは持っているということでしょう。世界中の才能を持った人々が、アメリカという土壌で様々なコミュニケーションを通じてビジネスを成功させようとする、引力のようなものが他国と比べて強いと思います。
そこで決定的に日本人が弱いスキルは「英語」という共通言語だと思います。どれだけ良いアイデアを持っていても、それをダイレクトに伝えられるのは70億人中の1億人だからです。単にコミュニケーションの問題であれば、今後リアルタイムの自動翻訳などが進化して解決するかもしれませんが、根本的な問題は、日本語の壁により日本に世界中の英知が集まるようなインセンティブが働きにくいということだと思います。
私も外資系に勤めていて海外の才能ある同僚とコミュニケーションする機会は多いのですが、もっと深い議論をできれば良い仕事ができると思うことがよくあります。
やはりビジネススキルの1番目はコミュニケーションスキルに尽きると、改めて認識した本でした。
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