現代ITポートフォリオ理論 (Modern IT Portfolio Theory)

何もしなくても自分の資産が増えていったらいいなと思います。でも世の中そんなに甘くなくて、株や投資信託、FXなど様々な投資がありますが、どれもうまくいった試しがありません。このような資産運用をうまく組み合わせることで、リスクを分散し大負けしない運用の方法が今日では一般的になっています。それをAIアルゴリズムで計算しているのがロボアドバイザーであり、そのアルゴリズムのベースになっているのが、「現代ポートフォリオ理論」というものです。

これは金融資産の投資比率(ポートフォリオ)を決定する理論で、横軸に収益率のばらつき(=標準偏差)すなわちリスクで、縦軸に期待するリターンをとり、個別資産の持つリスクとリターンをどのように組み合わせるべきかを2次曲線で表すことができるという優れた理論です。


金融の世界では実用化されているこの理論ですが、ITの世界でも同じような話が当てはまるような気がします。ソフトウェアを「作る」のか「使う」のかという議論は昔からありますが、その判断もやはり、そのソフトウェアを選択したときのリスクとリターンで決まるからです。

金融資産と異なり、リターンの判断基準が儲かるかどうかだけでは決まらないので、上の図のように簡単ではありません。でもいつかこのように定量的に組み合わせが決められたら面白いと思います。

ITポートフォリオを自動生成するロボアドバイザーを作ったら売れるかな?


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