フリーキャッシュフロー (Free Cash Flow)

私が働くソフトウェアベンダーの主な仕事は、企業がITに投資をすることで業務コストを削減したり利益を生み出す新しいサービスを開発して、会社の経営を維持・発展させる手伝いをすることです。
そのため投資対効果をいかに分かりやすく説明し、お客様がプロジェクト化しやすい状況に持っていくことが求められます。
目に見えないソフトウェアのため、かかる費用を見積もったり、その結果生み出される収益を見積もることが非常に難しいということもあり、金銭的な定量的効果が出しにくい設備投資になります。

私もなるべく避けて通ってきた、設備投資案の評価という仕事は、お客様はプロジェクト化の際には常に頭を悩まされていることなので、ここらでちゃんと理解しようと思いました。
そこで立ちはだかる難問が、「フリーキャッシュフロー」なるものです。


フリーキャッシュフローは、設備投資の評価の際には必ず必要となる数字で、設備を投資してから回収(除却)するまでの毎年のキャッシュフロー(収入ー支出)のことです。
いろんな資料を読んだ結果、上記の図でフリーキャッシュフロ(青い部分)を考えることでなんとか理解できました。

このフリーキャッシュフローは3つのパターンで計算でき、どれも同じ値になります。基本は①の税引前キャッシュフロー(営業利益+減価償却費)から税金を引いたものなのですが、投資したら営業利益がどれだけ出るかなんて見積もれないので、③の営業収支から計算することが多いのではないかと思います。設備投資をすることでどれだけのコスト削減や売上向上が見込めるかを試算て営業収支を計算し、開発にかかる投資額から減価償却費を計算するものです。

今日はわかった気になったところで寝ます。おやすみなさい。

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