コード (Code)
今朝の新聞に世界の国に割り当てられたドメイン名が広告になって載っていました。世界中の国のドメインを2文字のアルファベットで表しており、日本はご存知の通りjpです。この話を何故持ち出したかというと、つい最近ドメイン名がtvとつくのをよく見るようになってきたからです。テレビをイメージさせるのでメディアを示すのに便利なのですが、実はこのドメインはツバルの国名を表しています。通常の国用のドメインはその国に存在しないと取れないのですが、ツバルはドメイン使用権をある企業にライセンス許諾したことで、どの国の企業でも使用できるようになっています。
このように文字や符号の組み合わせなどにより、管理を楽にする例はたくさんあります。昔に遡るとモールス信号は、トン(・)とツー(ー)の2種類の符号だけで26種類のアルファベットを表した発明ですが、これがコンピュータの原点と言っても過言ではないでしょう。
このように見るとアルファベットというのは26文字という少ない記号で構成されていて、少ない情報量で意味を伝えるメディアとしてとても優れた発明だと思います。コンピューターの世界で英語が標準語になったのも自然の摂理だと思います。
20年くらい前にアメリカ出張かなんかで買った「Code」という本があり、今でも大切に残しているのですが、これはモールス信号から始まりコンピューターの原理をコード(符号)をテーマに解き明かしていく、非常に分かりやすい本です。(日本語版もあります)
ITに携わる人間として、このようなコードによる美しい設計を一つくらい発明したいものです。お盆休みの期間にもう一度読んでみたいと思いました。
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