制度とは (System)
今日の新聞で特別定額給付金の話題がありました。オンライン申請の問題があり、申請を郵送のみにする自治体も出ているとのこと。品川区では一日延べ60人の職員が24時間365時間3交代制で進めているという激務ぶりです。
ITシステムは人の仕事を効率化するはずなのに、逆に足かせになってしまうとは非常に残念な事例です。マイナポータルで入力した情報と自治体の住民基本台帳の突き合わせ作業が膨大になったことが原因と言われています。
この一つの給付金制度だけで大変なのに、その他の制度対応はどこまでできているのか?
例えば、補助金や助成金などの制度はどのくらいあるのかと思い、ちょっと調べてみました。
中小企業庁の制度一覧を見ると250種類弱の各種制度があります。(https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/g_book/2020/index.html)
融資、補助金や税制優遇などの金融・財務面でのサポートや、経営や雇用に関するコンサルティング支援、技術・知財に関する支援、情報提供など、多種多様なサービスを提供しています。
これらの制度を理解し、申請を処理するには膨大な知識量と労働力が必要になります。さらに今回の様な社会の緊急事態に対応するために、自治体や各種公共団体の運営には、やはりIT化による対策は必要不可欠だと思います。
ちなみに制度を英語で訳すと「システム」になります。ITの世界にいるとシステム=コンピュータの世界と考えがちですが、実際には制度が定義したルールと、人間が処理する業務プロセスがセットになるんですね。
つまり、「特別定額給付金制度」という制度一つを作る場合は、その制度の中にマイナポータルと自治体の住民基本台帳があり、自治体職員の作業手順が考慮されていなければならないことになります。さらには、給付金が支給される住民もシステムに組み込まれていなければいけないということです。
改めてITというものが社会システムにどう活かされるべきかを考えさせられるニュースでした。
ITシステムは人の仕事を効率化するはずなのに、逆に足かせになってしまうとは非常に残念な事例です。マイナポータルで入力した情報と自治体の住民基本台帳の突き合わせ作業が膨大になったことが原因と言われています。
この一つの給付金制度だけで大変なのに、その他の制度対応はどこまでできているのか?
例えば、補助金や助成金などの制度はどのくらいあるのかと思い、ちょっと調べてみました。
中小企業庁の制度一覧を見ると250種類弱の各種制度があります。(https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/g_book/2020/index.html)
融資、補助金や税制優遇などの金融・財務面でのサポートや、経営や雇用に関するコンサルティング支援、技術・知財に関する支援、情報提供など、多種多様なサービスを提供しています。
これらの制度を理解し、申請を処理するには膨大な知識量と労働力が必要になります。さらに今回の様な社会の緊急事態に対応するために、自治体や各種公共団体の運営には、やはりIT化による対策は必要不可欠だと思います。
ちなみに制度を英語で訳すと「システム」になります。ITの世界にいるとシステム=コンピュータの世界と考えがちですが、実際には制度が定義したルールと、人間が処理する業務プロセスがセットになるんですね。
つまり、「特別定額給付金制度」という制度一つを作る場合は、その制度の中にマイナポータルと自治体の住民基本台帳があり、自治体職員の作業手順が考慮されていなければならないことになります。さらには、給付金が支給される住民もシステムに組み込まれていなければいけないということです。
改めてITというものが社会システムにどう活かされるべきかを考えさせられるニュースでした。
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