三角関数 (trigonometric function)

最近三角についてよく考えることが多くなりました。(変な人に思われるかもしれませんね。)
仕事でも三角関係はよく起きることで、お客さんと自社という2者間だけではなく、パートナーという3者目の存在があったり、上司と部下の間で板挟みになる中間管理職もその一例です。
その3者の利害が一致するとき、三角関係は安定した関係になり、最良の結果が生まれるのだと思います。

さて、経済の世界でもっともよく聞くキーワードに、「GDP」(国内総生産)がありますが、この数値には面白い特徴があることを知ったのでここで紹介しておきます。


実はGDPには「三面等価の原則」というものがあって、GDPは生産面、分配面、支出面のどの視点から見ても同じ値になるというマクロ経済学の原則の一つです。

巷のニュースでGDPの話が出るとどうしても生産面、つまり民間企業の生産高を想像してしまうのですが、分配面から見ると、自分たちの所得の量でもあるんです。(GDPの半分くらいは雇用者所得だそうです。250兆円以上!)
また支出面から見ると、自分たちがどれくらい物品・サービスを消費しているかという量がGDPの6割以上を占めます。(300兆円以上の買い物をしていることになります!)

このように1つの指標が3つの顔を持っていて、それぞれが相互に関係し合いながらバランスを取っている状態というのはとても面白いと思いませんか?

なお、この話を考えながら思いついたのが学生時代に勉強した三角関数でした。サイン、コサイン、タンジェントが一つの三角形に対して相互に関連し合う関数として定義されており、そのシンプルな関数が、測量や気象予報などに応用されているものです。

三角って素晴らしい。

P.S. 無理やりGDPと三角関数を混ぜて絵を描いてみましたが、そんなに意味のあるものでもないので気にしないでください。

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