カンナムスタイル (Gangnam style)
先月、会社の出張で韓国のソウルに初めて行ってきました。人口が1000万人弱と、東京23区とほぼ同等であり活気にあふれていました。
驚いたのはショッピングセンターが早朝まで開いてたり、24時間のコーヒーショップがあったりして、若者たちが夜中まで遊んでいることです。日本よりも元気がありますね。
さて今日はハングルの話をしたいと思います。私は昔から韓国やハングルに興味があったのですが、なかなか勉強することもできず、かろうじて発音することができるくらいなのですが、結構これで地名が読めたり、メニューが読めたので助かりました。
このハングル文字、実はとても優れた設計の文字なんです。
私の泊まった江南(カンナム)をハングル文字で表すと「강남」となります。
ハングルは漢字のような表意文字ではなく、発音を文字にした表音文字です。英語のアルファベットに相当する字母(母音+子音)があり、それらを組み合わせることで音節ごとに文字ができる仕組みです。文字の組み合わせは、初声+中声+終声の3つのパートにわけられ、その組み合わせでできる文字数は1万種類を超えるそうです(!)。
また、ハングルが字母と文字の表記構造が単純なおかげで、コンピュータに文字を処理させる仕組みがとてもユニークなんです。
2byte組合型符号(Johab encoding)という方式があり、2バイト(16ビット)を5ビットずつに分け、それぞれ初声、中声、終声に使われる母音または子音を割り当てることで、1万以上の文字が決定される仕組みです。
さきほどの江南のカン(강, gang)は、初声(ㄱ, g)、中声(ㅏ, a)、終声(ㅇ, ng)に分けられて、それぞれの母音と子音に対応する番号をあてはめれば良いだけなんです。
これはとても美しい設計に感じます。50個程度の母音と子音の番号が分かれば、全ての文字を表すことができるわけですから。
残念ながら日本語の文字(漢字)は、へんやつくりなど構造はあっても単純なパターンでまとめることはできないため、音読み順に並べた番号になっているだけです。人間が番号から文字を推測できません。
このように美しい設計というのは、至る所に存在します。そういう設計思想を見つけたり、考え出したりすることは楽しい作業だと思います。そういうアーキテクトになりたいと考える1日でした。
驚いたのはショッピングセンターが早朝まで開いてたり、24時間のコーヒーショップがあったりして、若者たちが夜中まで遊んでいることです。日本よりも元気がありますね。
さて今日はハングルの話をしたいと思います。私は昔から韓国やハングルに興味があったのですが、なかなか勉強することもできず、かろうじて発音することができるくらいなのですが、結構これで地名が読めたり、メニューが読めたので助かりました。
このハングル文字、実はとても優れた設計の文字なんです。
私の泊まった江南(カンナム)をハングル文字で表すと「강남」となります。
ハングルは漢字のような表意文字ではなく、発音を文字にした表音文字です。英語のアルファベットに相当する字母(母音+子音)があり、それらを組み合わせることで音節ごとに文字ができる仕組みです。文字の組み合わせは、初声+中声+終声の3つのパートにわけられ、その組み合わせでできる文字数は1万種類を超えるそうです(!)。
また、ハングルが字母と文字の表記構造が単純なおかげで、コンピュータに文字を処理させる仕組みがとてもユニークなんです。
2byte組合型符号(Johab encoding)という方式があり、2バイト(16ビット)を5ビットずつに分け、それぞれ初声、中声、終声に使われる母音または子音を割り当てることで、1万以上の文字が決定される仕組みです。
さきほどの江南のカン(강, gang)は、初声(ㄱ, g)、中声(ㅏ, a)、終声(ㅇ, ng)に分けられて、それぞれの母音と子音に対応する番号をあてはめれば良いだけなんです。
これはとても美しい設計に感じます。50個程度の母音と子音の番号が分かれば、全ての文字を表すことができるわけですから。
残念ながら日本語の文字(漢字)は、へんやつくりなど構造はあっても単純なパターンでまとめることはできないため、音読み順に並べた番号になっているだけです。人間が番号から文字を推測できません。
このように美しい設計というのは、至る所に存在します。そういう設計思想を見つけたり、考え出したりすることは楽しい作業だと思います。そういうアーキテクトになりたいと考える1日でした。
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