ピンク筋 (Pink muscle)

ピンク筋ダイエットが一時期有名になりました。睡眠中でも脂肪を燃やしてくれるらしいですね。
最近、不摂生がたたってお腹が出てきたので、スクワットなどしてピンク筋を増やそうかなと考えている今日この頃です。

人間の筋肉は、持久力に優れ脂肪を消費しやすい「赤筋」と、瞬発力に優れ、糖を消費しやすい「白筋」と、その両方の良いとこ取りの中間筋「ピンク筋(桃色筋肉)」で構成されています。
瞬発力と持久力の両方が必要なボクサーなどはピンク筋が多いらしいです。

これをビジネスの世界に置き換えると、企業における資産を筋肉に例えると面白いです。


資産には、短期間で現金化できる流動資産と、長期間で現金化できる固定資産に分けられます。流動資産は瞬発力が必要な白筋、固定資産は持久力の必要な赤筋というイメージです。
企業は資本金や利益などの純資産(または自己資本)と買掛金や社債などの負債(または他人資本)を利用して資金を調達し、それを資産化しながら企業を強く大きくしていきます。まるで人間が食事をして筋肉を鍛え、エネルギーを蓄えるのと似ていますよね。

ここでITの世界にいる私がもっとも注目するのが、無形固定資産である「ソフトウェア」の存在です。「無形なのに固定???」と理解が難しい資産ですが、デジタル化により企業の価値を高めることのできる、重要な資産の一つです。
このソフトウェアですが、2〜3年かけて作って5年とか10年使うといった昔とは異なり、最近の技術の進展により、数ヶ月で早く作って利益を早く出そうという考え方や方法論が確立されてきました。
またサーバー、ネットワーク、OSなどの基盤から汎用アプリケーションまでがサービス化され、年間の利用料を支払うモデルも一般的になってきています。

そうなると、もはや固定資産と呼べるのか??と思うのです。そこで冒頭のピンク筋が思い浮かぶのですが、このITにおけるシステム開発費やソフトウェア費というのは、企業の短期的な利益を生み出す資産でもあり、長期的な利益を生み出す資産でもある、ピンク筋的な資産になっていくのではないか?ということです。

もちろん会計的にそんな区分はありませんし、会計に疎い私の適当なイメージですが、流動と固定の中間資産としてシステムが資産化され評価されるというのはどうでしょうか?

コメント

人気の投稿